英語 単語201-25 英会話ー単語8-35英単語を覚える=瞬時にサクッと理解させる(する)地味な最短ワザ
たった一つのキーワードだけで瞬時にサクッと相手に伝わる。あるいは、自分が英語の意味が分かる場合がある。
英語のネイティブは、少ないボキャブラリーで日常会話に困らないという。だから、日本人が英語を学ぶときにも、いたずらに英単語を暗記する必要はなく、言い回しを覚えれば良いという考え方もある。自分が話したり書いたりする場合には、それも良いかもしれない。
しかし、英語のニュースや読み物を読もうとすると、まるでアリの大群のようにこれでもかこれでもかと恐ろしく沢山の英単語が並ぶ。
といっても、全ての単語の意味が分からないと文章の意味を把握できないわけではない。
分からない英語が出てきても、そこで諦めることなく、前後から類推することも必要だ。特に、ニュースや小説を読んだりする時は、それもテクニックの一つであろう。
時間をかけて類推、類推を重ねることでボキャブラリーが増えることもある。
ただ、英語の学習全体の中では、どこかの時点で、英単語にフォーカスして必死に覚える事は必要ではないかと思います。
たった一つのキーワードを知らなくて、「相手に通じなかった!」そんな苦い思い出を一つ。
ボストンの大寒波による猛吹雪の中で
北海道の苫小牧とほぼ同緯度に当たるボストン。最も寒い1月でも平均最低気温は-6℃とのことであるが、時々とはいえ、マイナス30℃に近づく大寒波が到来する。雪も多かったと記憶しているが、チェーンの装着は禁止されている。私の住んでた時は、降雪量と身長2mを超えるようなプロバスケット選手を比較する図がよく新聞に出ていた。寒波は2-3日で過ぎ去ってくれてたと思う。その間、皆、事前の天気予報で寒波を警戒して食料などを買いだめしているせいか、お店の中も含めて人通りは極端に少なくなる。冬の間は毎日、ウエザーチャンネルといった24時間天気予報だけを繰り返し放送しているテレビをチェックすることが日課であった。寒波が来て吹雪が始まるとアパートの中に、こもるが勝ちというのが生活の知恵のようであった。
ゴ〜〜〜、ビュ〜ン、地の底から風どもが競い合い道を奪い合う。ガ〜〜〜、ヒュ〜ン、勝ったものは雄たけび、負けたものはへつらう。ゴ〜〜〜、ビュ〜ン。大きな黒い木々を揺らして存在を誇示する。
ある大寒波で猛吹雪の夜、2歳の息子が嘔吐下痢症になった。食べたものを吐いたかと思えば、すぐ下痢をする。嘔吐と下痢の繰り返し。妻の看病のおかげで息子はようやく寝入った。
妻が突然、、、
悲劇はそんな時に起きた。妻が突然「アウ、アウ、エオ、エオ」と、うめき始めた。驚いて呆然とする私との間で筆談が始まった。
「顎が外れた!」
息子を看病する中で、自身も病気がちになり、吐き気がするので、いっそ吐いてしまえと、指を口に入れてる内に「外れた!」という。
問題は、夜、病院が空いているのか?
息子をどうする?マサチューセッツ州の法律では12歳程度以下の子どもを一人で家に置き去りすることを禁じているというし、嘔吐下痢症が落ち着いて寝入ったところである。
車で外出できるのか?この吹雪の中、雪道の経験が乏しく、道路事情にも詳しくない私が立往
生せずに運転できるか?など問題は他にもあった。でも、
取り急ぎは、診察してもらえるかどうかだ。
たった一つのキーワードが出てこなかった
最寄りの大きな病院に電話をしてみた。
要するに、妻の顎が外れたが、この夜に診察してもら
えるか?と訊きたかったのだが通じなかった。
dislocateという言葉を知らなかった。
”My wife’s jaw got dislocated”
とでも言えば良かったんだと思う。
ただ、病院まで来れば診察はするよ!親切そうな男性の声が、唯一の救いであった。
幸い、本件は同じアパートに日本から留学されていたお医者さんがおられて、我が部屋で治療して頂きました。ひたすら感謝感謝でした。
天皇の退位
たった一つのキーワードで英文の意味が瞬時にサクッと分かったり、分からなかったりする例
としては、最近はコレ。abdication(退位)The first abdication by a Japanese monarch in about two centuries.平素な言葉だとstep down from the throneがあるとネットに紹介していたが、英語ニュースでは、もっぱらabdication(退位)である。
英単語の覚え方、おすすめの一つ
英語の単語を覚えることは楽しいことではないし、知らなくても何とかなる場合も多いのは事実です。ただ、飛び道具とでも言うんでしょうか?伝えるのも理解するのも手っとり早い。特に、読む聞くについては、自分で言葉を選べない以上、この飛び道具は欠かせないんじゃないでしょうか?
元 米GOOGLE副社長で日本法人の社長だった村上憲郎氏は、著書「村上式シンプル英語勉強法」(「必要なことしかやらない」最強の勉強法)の中で、ゴールとして、ビジネスで通用する1万語を覚えるべきとしています。
村上氏は、コツコツ丸暗記ではなく、毎日1万語を眺めて一気呵成にモノにするのが、おすすめとか。